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ワタシの履歴

第46章 東くん…【号泣】

10分くらいか…まだ涙が止まらず、今度マンションの中に入ろうと歩いて扉の前まで行った




彼は『ちょっと待って…待って』と私を引き止める




東『ごめん…こんなに追い詰めてたなんて気付かなかった…ごめん』


『好きって言ったり待ってって言ったり、付き合ってって言ってまた待ってって言ったり…

私は何度その選択を待てばいいの?

どっちが好きか決めるなんて、またそこなの?また振り出しだよ…

デートは…無駄だったの…?

東は、別れる話をしている彼女の気持ちばかりを気にしてるでしょ

私は告白された時からずっと悩んできてたんだよ…どれだけ悲しい時があったか、東は分かってない』



東『ごめん…ホントにごめん…自己中だった、ゴメン』



『彼女との過去の楽しい思い出と、病気の彼女が大切なら、そっちにいけばいいじゃん

私は東と未来を作っていきたいけど…

…失いたくないって言うなら、そうしてよ…』


東『うん…そうだよね…』



東『考え方を変えるね…うん。

やっぱり俺は輝子が好きだし…これからもずっと横にいてほしい…笑顔を見ていたい…

一緒にデートもしていつも楽しかったし、一緒に未来を歩いていきたい…これからもそばにいて。

彼女には…言う…うん、言う…』


私はうなずく事はせず『言えるの?』


東『言う……言える……言う……嫌いになる…』


『嫌いにはならなくていいよ、嫌いになんて、なれないと思うし…』


東『うん、嫌いにはなれないかも…でも、言う…ちょっと時間をちょうだい…』



『ちょっと?』


東『うん、ちょっと時間を…』


『東のちょっとって、どのくらいなのかが問題なんだよね(苦笑』



東『(苦笑)そうだよね…』



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