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ワタシの履歴

第8章 恋人

『!布団が敷いてある!しかも2組!!』

「優介もそこでいいでしょ~」

と、居間からお母さんの声が聞こえる。

「うん!」

『うん!って!え!?普通私だけじゃないの!?つぅかいつの間に敷いた!?』


こんな状況は初めてだった私は、ドキドキしていた。

『私は一体、どの位置づけになってるんだろう?』

お母さんにとっても、そして優介にとってー



お風呂から出ると、居間は暗く、優介の家族はもう寝ているのかそれぞれの部屋にいるようだ。

私のあとに優介が入り、15分位で出てきた。


一緒に歯磨きをして、部屋に戻る…

私は初めての状況に、緊張していた。


お互い布団に入り、お話をする。


段々、少しずつ会話が途切れる…

何度目かの途切れた時、優介が言った。



「…輝子、こっちおいで」

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