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好きになっちゃだめッ!!

第6章 本当の気持ち

ピタッとほっぺを触るセナ様。


「これはね…ふふっ!!ちょっと階段から落っこちちゃった♪」


泣き真似をしながらおどけてみせる。


やっぱり触れちゃいけない事なんだ…。


『も〜セナ様しっかり!!(笑)』


誰と揉めていたんだろう…


私の中に小さなわだかまりが出来る。


そういや…セナ様のお母様やお父様って…見たことないな…。


ふと疑問に思い、口にしてみる。

『そういや、セナ様ってお父様やお母様と離れて暮らしているんですか?』


その言葉にピクッと手が止まる。

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