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好きになっちゃだめッ!!

第6章 本当の気持ち

大丈夫だなんて…そんな……。


「ゴホッ…1つ君に聞いてほしいんだ。」


そう言うと優しい眼差しで私を見つめた。


「私には、2人の子供がいる。」

スッとベットに縁に腰を預ける。

「2人とも…私の可愛い子供だ。ゴホッ…2人とも同じくらい愛していたんだ…ゴホッゴホッ」


セナ様と…妹?


「だけど、私は不器用でな…ちゃんと息子に伝わらなかったかもしれない………。」


「セナはきっと………私を恨んでいるだろうな…ゴホッ」


その言葉にピクッと反応する。


セナ様が妹を選んだ父親が憎いと言ったのを思い出したから…。


「あいつを、セナを、1人日本に残したことを…今でも後悔してる。」


そう言ってギュッと瞼を閉じた。



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