好きになっちゃだめッ!!
第6章 本当の気持ち
-それから。
庄蔵様の死は小さくニュースにもなり
大人数のお葬式が開かれ、私達メイドも忙しなく働いた。
庄蔵様を慕っている人がそれだけいたんだなぁ…と実感する。
お墓は庭園の中にたてられた。
あの薔薇が散りばめられた場所はセナ様のお母様も眠るお墓だったのだ。
2つのお墓はピッタリと横に並んだ。
「父さん…ありがとう…。」
セナ様がソッと花を置く。
「遥香は、ちゃんと俺が面倒見るからさ、安心してくれ。」
そう言うと、クルッと踵を返す。
「聖奈…あそこ行こうか。」
『はい…。』
あの日から私の事を名前で呼ぶようになった。
ちょっぴり認めてもらえたのかな…と嬉しい。
セナ様についていくように、私達の秘密の場所へと向かった。
庄蔵様の死は小さくニュースにもなり
大人数のお葬式が開かれ、私達メイドも忙しなく働いた。
庄蔵様を慕っている人がそれだけいたんだなぁ…と実感する。
お墓は庭園の中にたてられた。
あの薔薇が散りばめられた場所はセナ様のお母様も眠るお墓だったのだ。
2つのお墓はピッタリと横に並んだ。
「父さん…ありがとう…。」
セナ様がソッと花を置く。
「遥香は、ちゃんと俺が面倒見るからさ、安心してくれ。」
そう言うと、クルッと踵を返す。
「聖奈…あそこ行こうか。」
『はい…。』
あの日から私の事を名前で呼ぶようになった。
ちょっぴり認めてもらえたのかな…と嬉しい。
セナ様についていくように、私達の秘密の場所へと向かった。