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好きになっちゃだめッ!!

第5章 接近

***


『いっ…………つ〜っ!!』


頭をソッと触る。


やれやれ…やってくれたな。


メイドにほうきで打たれた所は見事にたんこぶになっていた。


「大丈夫ですかセナ様?」


『あぁ…少し冷やすよ。』



メイドの1人を取っ捕まえて処置をしてもらっていた。



氷を袋に入れ駆け寄ってくる。


「きゃっ!!」


!!!!


『あぶない!!!』


ガシッ!!


メイドの両腕を支える。


「す、すみません…」


うるうるとした瞳でこっちを見つめてきた。



こいつ……………。


茶髪でドール巻き。


昨夜やった奴だ。



ソッと頭を寄せてくる。


「昨日のこと…忘れられません…///」




あぁ…………全部計算か。



『……………。』



いつものことだ。


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