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好きになっちゃだめッ!!

第5章 接近

***

『すまない、爺や。ここだ。』


ぱっぱっと葉っぱを払いながら手を挙げる。



「あぁセナお坊っちゃま。ここに居られましたか!!今日は御父様がお帰りになられる日ですよ!」


『………そうだったか。それなら用意をしなくてはな。』



「晩餐会の準備は整っていますよ。」


『ありがとう。僕も自室に戻るよ』


爺やがギィと扉を開けてくれる。

父さんが…帰ってくる。


『はぁ…』


何日間滞在するのだろうか。


とにかく色々厄介そうだ。


セナは首をコキコキとならした。


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