
「俺は、男だ!クソ野郎」
第5章 鬼ごっこ…?
「あーごめんね。えっと俺は、2年の橋川 翼!よろしくね」
そう言って、手を前に差し出す。
そしたら姫も
「あ、俺は、1年の杉本 岬です。先輩だったんですね」
そう言いながら、手を前に出して
握手をしてくれた。
うわっ、手細っ!!
そーいや、俺。
なーんか重要なこと忘れているよーな…。
『ガンッー』
すると、図書館の入り口の方から
何かが壊れる音が聞こえてきた。
途端に次に、ズカズカと何者かの
足音がする。
だんだんとここへ近づいてくるような…。
隣で岬ちゃんも驚いていた。
俺なんて、足元から頭まで
全身にブルッと寒気がした。
「やっと見つけた…。み・さ・きちゃん?」
怖い顔をしたイケメンなやつが
現れた。
この時 俺は、自分の命が
心配になってきた。
