
「俺は、男だ!クソ野郎」
第5章 鬼ごっこ…?
「そうなると思うけど、やっぱり岬ちゃんは、俺に捕まるほうが合ってるよ!」
金太郎は、親指を立たせて
goodと言う。
「それは、絶対ない。ありえない」
断固拒否する。
だが、そうか…
逃げ切れるとかっこいいのか…。
あんま、かっこいいって
言われたことないから頑張れる気がしてきた。
それに、そう捉えることも
できたのか。
おぉ、なんかやる気出てきたぞ。
「なぁ…岬」
「ん?なんだよ、大悟」
「お前、鬼ごっこのルール知ってるよな?」
「あぁ!?当たり前に知ってるわ!」
そこまでバカじゃねぇよ、俺。
なめられたもんだ。
「一応、言っておくけど、鬼ごっこは全校生徒でやるんだぞ?」
「えっ?1年だけじゃねーの?」
俺は、はっ?となる。
そして目をぱちくり。
「やっぱ、それは知らなかったか。ちなみに、鬼に捕まれた奴はその鬼の命令を…」
「ちょっ、待て!大悟 それを詳しく!!」
遮って、俺は、ガバッと
大悟の胸ぐらを掴んだ。
