
「俺は、男だ!クソ野郎」
第5章 鬼ごっこ…?
【大悟side】
俺には、昔っから勝てない最強のライバルがいる。
そいつは、とことん岬に好かれていて
生意気だ。
それにプラス、岬の視線を独り占めにさせる。
もう、ここまで言えばわかるだろう。
そいつの名前は……
“イチゴケーキ”。
そう、コイツだ。
岬は、このイチゴケーキが関わると
意地でも本気を出す。
もう人のいうことなんて
耳に入らないくらい。
そして今は、新入生歓迎会というので
鬼ごっこをしている最中だ。
「くそっ…見つかんね…」
さっきから、いろんな所を探しているけど
岬の姿が見えない。
またどこかで寝ていないだろうな…。
心配でひやひやする。
アイツは、どこでも寝る奴だから
本当、手がかかる。
あー、こうなるんだったら
発信器でも付けときゃよかった。←
その後も、引き続き探してみるけど
岬は、現れなかった。
