「俺は、男だ!クソ野郎」
第3章 マジ、席替えしたい…
「岬ちゃん、ぼーっとしちゃって、可愛いなぁ~♪」
さっきまで、大悟と言い合いしていた
金太郎がこちらを急に見てそんなことを言い出した。
「いや、可愛くねぇから」
そう言ったら、
金太郎は、よしよしと俺の頭を撫できた。
「こ、子供扱いすんなよ!」
俺は、パシッと奴の手を払った。
自分で言うのも可哀想だけど
平凡な顔だし、
前だって、ただ笑っただけなのに
顔を赤く染められて皆怒るんだ。
だから、可愛いって言ってるコイツには、
すぐに眼科をおすすめしたい。
「もう岬ちゃん、超可愛い!!俺のものになる気ない?」
ニコニコ微笑みながら、
金太郎は、気持ち悪いことを言う。
もうこれは、眼科よりも
精神科に行ってもらわないとだめだな。
それか、ただ俺に嫌がらせをしているかのどっちかだ。
すると、隣の方でドス黒い
オーラが漂ってきた。
「お前、これ以上、変なことを言うと
…殺すよ?」
横目でチラッと見ると、殺気立つ大悟。
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