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優しいキスをして

第6章 秘密の恋人たち

「今日……俺、寝かせるつもりないから、覚悟して?」
美優は表情はわからないが、声の感じだと、たぶん頬を染めていて、俺の腕の中で少々暴れた。
「……////!なに言ってんのっ//。あたし、明日も仕事だよ?//」
俺は、 美優の言葉を制止するようにさらに強く抱き締めた。
……お前を離したくない。……分かるだろ?
「……っ。そんなの休めよ。……辞めるんだから、真面目に行く必要ないだろ。明日も、俺と一緒にいろよ……」
「…………っ//。……うん//」



待ち合わせたホテルに入るなり、俺は激しく美優を求めた。
部屋に入るなり俺は美優に深く唇を合わせ、そのまま美優を押し倒した。唇の角度を変えながら、美優の服をひったくるように脱がしていった。
「ともっ……く、……っん//。……あっ、ん。……ちょっ……とっ。あぁんっ!……待ってっ//。お風呂っ……あっ、はあっ。待っ……」
美優がキスと愛撫で火照った声で鳴く。
俺は、美優を見つめて熱く囁いた。
「ごめん……今日は無理。もう、待てない…………」
「ああっ!っん……//。ともっ……くっ……ん//」
美優の潤んだ目を見るとますます気持ちが加速して、つい激しくしてしまう。
「美優、…………好きだよ。愛してる……」
「……あっ!……っん//。……あたしもっ//。愛、っして…………るっ」
俺は気持ちのままに美優の体を貪った。
美優が何回もイってるのはわかっていたが、俺は休まることなく美優を愛した。
美優が『待って』と、しばしば言う声も、聞こえないふりをして求めてしまった。
「ああっんっ!……だめっぇえ。待っ//……っぁあん!あんっ!」
「美優、……もっとっ、感っ、じ……て……!」
「ああっ!……っんん!……」
その日は、今までで一番激しいものになった。美優の様子を見ながら、気の済むまで求め合った。
何度も唇を合わせ、体と体を繋ぎ、俺の指は美優の身体中を這いずり回った。
美優の感じている声を聞く度に逆に煽られるようだった。
……もっと、聞きたい……。
俺を、愛しているから、そんな声で鳴くのか…………?
もっと、声を、聞かせて……。
美優が明け方イキ過ぎて力尽きるまで、留まることはなかった。
俺は美優をどれだけ愛しても足りなかった。
美優の寝顔を見つめているうち、俺もいつのまにか眠りについていた。
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