ひまわりのキミ。
第2章 ひまわりのキミ。2
「てか相合い傘とか俺緊張して出来ないし。本当、持ってて良かった」
杉野くんでも気にするんだ…。
なんだか意外だ。
「一回学校方面行くから」
「うん…」
杉野くんの後を追いかける。
普段見ない顔を見たかも知れない。
いつもはおちゃらけてるけど、今はなんだか大人だ。
しばらく歩いていると、見慣れた景色になってきた。
「杉野くん、ここからは1人で大丈夫だよ。…ありがとう」
「いえいえ。そうだ!日向さん、手貸して」
「え…?」
杉野くんは鞄をゴソゴソとあさり、1本のペンを取り出した。
そして私の手を取り、何やら文字を書いていく。
「ん。俺の番号とメアドな。登録しといて」
「えっ、う、うん…分かった…」
「うん。何かあったら俺がいつでも話聞くから」
「ありがとう…。じゃあ、また明日…」
「おう。また明日」
そう言って杉野くんは、雨の中を走っていく。
その姿を見送るときに、手の中のものに気が付いた。
タオルと傘…。
明日返さなきゃ。
その時、雨が止んだ。
「止んだ…」
地面がキラキラとしている。
太陽が全てに光を与えてくれた。
杉野くんでも気にするんだ…。
なんだか意外だ。
「一回学校方面行くから」
「うん…」
杉野くんの後を追いかける。
普段見ない顔を見たかも知れない。
いつもはおちゃらけてるけど、今はなんだか大人だ。
しばらく歩いていると、見慣れた景色になってきた。
「杉野くん、ここからは1人で大丈夫だよ。…ありがとう」
「いえいえ。そうだ!日向さん、手貸して」
「え…?」
杉野くんは鞄をゴソゴソとあさり、1本のペンを取り出した。
そして私の手を取り、何やら文字を書いていく。
「ん。俺の番号とメアドな。登録しといて」
「えっ、う、うん…分かった…」
「うん。何かあったら俺がいつでも話聞くから」
「ありがとう…。じゃあ、また明日…」
「おう。また明日」
そう言って杉野くんは、雨の中を走っていく。
その姿を見送るときに、手の中のものに気が付いた。
タオルと傘…。
明日返さなきゃ。
その時、雨が止んだ。
「止んだ…」
地面がキラキラとしている。
太陽が全てに光を与えてくれた。