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ひまわりのキミ。

第4章 ひまわりのキミ。4

私はあの雨の日を思い出した。

あんなことしたのに、私にてっちゃんと帰る資格なんてあるのかな…?

罪悪感の気持ち。

でも、てっちゃんと2人で帰れる。

嬉しい気持ち。

この二つの気持ちがあって迷ってしまう。


「ダメ?」


てっちゃんにそう言われて、私は悩んだ末、


「いいよ」


帰ることを承諾した。


「ありがとな」


そう言って笑うてっちゃんの顔に、心臓がどくどくと脈を打つ。

てっちゃんには好きな人がいる。

だから諦めようとしていたのに。

だめだな、私…。


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