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ひまわりのキミ。

第5章 ひまわりのキミ。5

顔が熱いし、心臓バックバク…。

てっちゃんは手で顔を覆っていた。


「てっちゃん…?」

「あっ…。いや、まじか!」


てっちゃんの頬は少し赤い。


「そっかぁ…。あーー!安心したわ!本当、フラれるかと思ってた」

「ふっ、フらないよ…!」


そんなことは絶対無いよ。

だって、私はてっちゃんが好きだから。

誰が何を言おうとも、好きなんだから。

てっちゃんはまた、手で顔を覆っていた。


「お前、かわいすぎんだろ…」

「えっ?!有り得ないよ…!なっ、生ゴミ以下だよっ…」


こんなのが可愛いとか有り得ないから。

世の中の可愛い人達に失礼だ。


「なんだよ、生ゴミ以下って…。バカじゃねぇの?お前は可愛いんだよ」

ふっ、と笑った顔が夕日に照らされて、輝いて見えた。

てっちゃんの手のひらが私の頭に乗って、優しく撫でられた。


「なっ、なにっ…」

「ん?…何か、こうしたくなった」


顔を赤くさせて俯く彼を、私は愛しいと思う。

好きで、好きで、たまらなく大好きで。

好きな人が側にいるのって本当に、幸せなんだ…。


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