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ひまわりのキミ。

第7章 ひまわりのキミ。6

――――……

いつの間にか眠っていたらしい。

起きて、ケータイが光っていることに気付く。

どうやらメールが来ていたみたいだ。

1つはさきちゃん。

もう1つは太陽くん。

どちらも、私を心配してくれているメールだったけど、太陽くんのメールの最後の文章に、胸がどくんと脈を打った。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐14/07/18 15:35
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
from:太陽くん
sub:
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
本文

大丈夫?
しっかり休んでネ(`・∀・)b☆
…あと、こんな時に聞くのもどうかと思うけど、好きな人っている?

END
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

"好きな人"

…もちろん。てっちゃんに決まってるよ。

他に好きな人なんて出来ないよ。

ずっとてっちゃんだけが好きなの…。

でも、さすがに太陽くんには言えない。

だって、恥かしいし、誰かにばらされたりするのは嫌だから。

信用してないとかじゃなくて、秘密にしていたい。

てっちゃんにも迷惑かかりそうだし…。

だから私は、『いないよ』とだけ返信してホーム画面に戻した。


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