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ひまわりのキミ。

第7章 ひまわりのキミ。6

「ちょっと朝日奈!!あんたどういうつもりなの!?」

「さ、さきちゃ」

「信じらんない…。ほんとサイテー。彼女ってどういうこと?夏子のことが好きなんじゃないの!?」


さきちゃんの声にクラスの皆が注目した。

所々で『なに?』とか『えっ…彼女…?』とかっていう声が聞こえてきた。


「……」

「ねぇ!黙ってないで何か言ったらどうなの!?」


てっちゃんは俯いたまま。

どうしよう…。

なんとかしなきゃ…。

私がそう思った時、教室のドアが勢いよく開いた。


「おっはー☆……え、なに、この空気…」

「っち、邪魔が入ったわね…。とにかくあんた、サイテーね!」


それだけ言ってさきちゃんは自分の席に戻って行った。

クラスの皆も、またザワザワとし始めた。

太陽くんは、皆に「何かあったの?」って聞いてる。

でも、誰も答えようとしない。


「あ…。て、てっちゃん…」

「…ごめん」


てっちゃんは頭を下げた。


「あの…」

「迷惑かけてごめん」


そのままてっちゃんは教室を出て行ってしまった。

どうしよう……。


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