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ひまわりのキミ。

第9章 愛しいきみ。2

「えっ、えっと…えぇ!?りょくせ~…。そっかぁ…」


あ、分かった。

こいつ分かりやすい性格してんだな。


「夏子」

「うん…」

「お前、俺と同じ高校行きたいの?」

「えっ…」


率直すぎるかなって思ったけど、聞いてみたかった。


「えっ…あの。ううう、うん…」


あー…。

もうさ、こういう所が可愛いんだよね。


「ふーん…。一緒の所行く?」

「い、良いの…?」


俺は行きたい高校とか特になかったから、まあ良いかなと思った。

夏子ともいれるし。


「うん」

「ほ、本当に…?」

「本当だよ」


夏子の顔がぱぁっと明るくなった。

分かりやすいな…。


「頑張ろうな」

「うんっ…」


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