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終わりの物語

第1章 終わり

俺は何故かイライラした

酷くイライラした

裕也の眼は俺を写していない

だけど他の男を求めているわけでもないのに

一文字に噛み締められた唇は開くことはなく

声を殺していると言うよりも

そもそも声を発しないかのように


俺はイライラした

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