秘密の恋。
第2章 営業vs事務
たった一回の電話だったが、友香はベテラン事務員の田中さんのことが大好きになった。と言ってももちろん、同性愛とか恋愛的な意味ではない。困った時や悩んだ時に頼れる、第二のお母さんみたいな存在として、という意味である。
(社員旅行かぁ~。そういえば、秋にそんなのあるってチラッとだけ聞いたなぁ。全員参加じゃなくて希望者だけって聞いてたから、行かないつもりだったけど、田中さんに会えるなら参加しよっかな♪)
朝は最悪な気分だったけど、本社の課長と隣県の営業所の田中さんからの気遣い溢れる電話ですっかり元気になった友香は、上機嫌で仕事を終え、事務所の鍵を閉めて帰路についた。
(私だって、いつまでもふらふらフリーターしてるわけにもいかないしね!せっかく学んだ簿記の知識が活かせる経理事務の仕事だし、本社の人や、田中さんという心強い味方もいるし、営業マンが威圧感なぐらいで逃げてる場合じゃないよね♪明日も頑張りまっせ~!)
(社員旅行かぁ~。そういえば、秋にそんなのあるってチラッとだけ聞いたなぁ。全員参加じゃなくて希望者だけって聞いてたから、行かないつもりだったけど、田中さんに会えるなら参加しよっかな♪)
朝は最悪な気分だったけど、本社の課長と隣県の営業所の田中さんからの気遣い溢れる電話ですっかり元気になった友香は、上機嫌で仕事を終え、事務所の鍵を閉めて帰路についた。
(私だって、いつまでもふらふらフリーターしてるわけにもいかないしね!せっかく学んだ簿記の知識が活かせる経理事務の仕事だし、本社の人や、田中さんという心強い味方もいるし、営業マンが威圧感なぐらいで逃げてる場合じゃないよね♪明日も頑張りまっせ~!)