顧みすれば
第10章 急接近
「僕はあみっていう名前の女の子に縁がないのかなぁ」
「どういう意味ですか?」
どうやら思い出し笑いをしているみたいだ。
「ごめん、こっちのはなし」
そろそろ下ろしてもらわなければ、こっちの身がもたない。
「あの、常務、送っていただいて申し訳ないのですが近くの駅で下ろしてくださいませんか?」
「佐々木さん 家どこ?」
「はい?」
え?!この展開はマズイ
「東京の外れです」
「そういうことじゃなくて、最寄り駅」
「あ、えっと。
祖母から男性に簡単に家を教えてはいけないと言われておりまして」
また、吹き出した
「やっぱりオレ嫌われてる」
「いえ、そうではないんです。
山下常務ですから、仕事的にも会社的にもあまり懇意になるのは宜しくないかと‥‥」
「それってあんまり関係ないよね。
俺がただのサラリーマンなら問題ないわけ?」
はい、問題ないわけです。
もう、勘弁。
お願い解放してぇ
いつバレるかドキドキします。
でもなんか今更バレてもイイかなって気にもなってきてるけど。
「どういう意味ですか?」
どうやら思い出し笑いをしているみたいだ。
「ごめん、こっちのはなし」
そろそろ下ろしてもらわなければ、こっちの身がもたない。
「あの、常務、送っていただいて申し訳ないのですが近くの駅で下ろしてくださいませんか?」
「佐々木さん 家どこ?」
「はい?」
え?!この展開はマズイ
「東京の外れです」
「そういうことじゃなくて、最寄り駅」
「あ、えっと。
祖母から男性に簡単に家を教えてはいけないと言われておりまして」
また、吹き出した
「やっぱりオレ嫌われてる」
「いえ、そうではないんです。
山下常務ですから、仕事的にも会社的にもあまり懇意になるのは宜しくないかと‥‥」
「それってあんまり関係ないよね。
俺がただのサラリーマンなら問題ないわけ?」
はい、問題ないわけです。
もう、勘弁。
お願い解放してぇ
いつバレるかドキドキします。
でもなんか今更バレてもイイかなって気にもなってきてるけど。