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顧みすれば

第15章 救出

バドルは夕食が済むと

ただひたすら酒を飲み続けていた。

そしてしばらくするとソファーにごろりと寝転んだ。



執事は注意深くバドルに近づき

彼が完全に寝ていることを確認した。

執事は酒に睡眠薬を仕掛けていた。


執事は宰相からバドルがもう王族でないことを聞いていた。

もともと執事もこの家の使用人も宰相の使用人。好き好んでバドルに仕えているわけではなかった。

これ以上大事になる前にこの気の触れた男から離れることが出来て心底ホッとしていた。



執事は静かに居室を離れ裏口の扉を開けた


ロイド王子が滑り込むように入ってきた。

執事は拷問部屋へ案内した

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