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顧みすれば

第17章 それぞれの愛

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私はずっと夢を見ていた。


何か温かなものにずっと包まれている


幸せな夢


この温かで穏やかな場所に


ずっといたいと思っていた。




もう、心も体も傷つけられることに


耐えられなくなった




ずっとこの穏やかな場所で


過ごしてゆこう


そう思っていた。




それが急にすーっと


なくなった。


急にあたりが寒くなり


暗く冷たい空間になった。



悲しくて涙が流れた。




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