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顧みすれば

第18章 穏やかな時間

ーーバドルは死してなお

  私と彼女を苦しめるのか。


  彼女はあんな目にあわされたうえに

  自分の未来までも奪われてしまうのか...


  私はどうする...


  彼女を愛すると決めた私は...

 
  今はもう彼女なしではいられない。

  それほど彼女に惹かれ

  彼女に夢中になってしまっている。


  こんなに愛しているのだ


  王になれといわれた。

  彼女の心が私に向いてくれたら

  求婚するつもりでいた。


  でも...

 
  子を産めない王妃では

  彼女が辛くなるだけだ



ロイドは壁にもたれ、頭を抱え苦悶した。

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