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顧みすれば

第22章 夢

私は山下家でご飯を食べていた。


山下家には私用の子供椅子が用意されている。


おじさまもおばさまもとても優しかった。


おばさまは私と買い物に行くのをとても楽しみにしてくれていて、いつもたくさんのお洋服を買ってくれた。


「女の子っていいわね。お洋服見てても可愛いのが沢山あって嬉しくなっちゃう

 紗英ちゃん またお買いもの行こうね」


「うん。

 私もおばさまとお買い物行くの大好き」


ハンバーグを口一杯にいれて大きく頷いた。


「ねえ、紗英ちゃん。うちの娘にならない?」


私は山下のおばさまの言っている意味がわからなくて目を白黒させる


「総一郎か直哉のお嫁さんになって♪」


幼い私はうーんと考えた。




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