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顧みすれば

第26章 禁断の果実

「なぜ泣く?」


驚いたロイド王子が問いかける



「アミが幸せになれたから。


 もう苦しまなくていい。


 ロイド王子 ありがとう」



私はロイド王子に口づけた。


感謝の気持ちが伝わるように


アミの精一杯の愛が伝わるように。



「アミ」


ロイド王子が抱きしめる





私たちは残された時間を惜しむように


朝まで抱きあった。



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