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顧みすれば

第34章 新たな扉

アラブのホテルにつき



一息ついていると



ロイド王子の使いの人がやって来た。



邸へ来てほしいとのことだ。



「ロイドのやつ


 どれだけ紗英に会いたいんだ」



直哉さんは呆れた顔をした。



「直哉さんに用があるんじゃないの?」



「だったら使いなんて寄越さないよ」



「そうなの?」



「そ。電話一本で呼び出される


 俺は所詮平民なのさ」



なんて悪態ついてる。


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