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顧みすれば

第34章 新たな扉

私は中庭に案内された。


「ここにはロイド王子の甘い恋の想い出が


 たくさん詰まっています。


 この庭には色とりどりのバラの花。


 チョコレート色の階段


 夕陽色のカーテン 



 すべてロイド王子がたった1日


 恋人と過ごした時間が詰まっています



 それが



 永遠の愛



 の真相」



私は言葉がでなかった。



「私はアミさんに深く嫉妬しています


 ロイド王子をとても愛していますから



 でも同時に感謝しています。


 アミさんがいたからこの学校ができ


 私はハーバードまで国費で行かせて頂いた



 そして今ロイド王子のお側に

 いることができたのですから。




 そしてそのアミさんは



 もう存在しない」


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