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顧みすれば

第36章 愛の国

私たちは会場を後にした。



ホテルに戻り



ラウンジで飲んでいると



おじさまとおばさま、総一郎さんと



母がやって来た。



「素敵な結婚式だったわね」



おばさまがうっとりと話し出す



「これでサハドさまも心置きなく


 マリアンヌさんと過ごせるってわけね」



みんなが母の顔をみる



「はははっ


 やっぱり 彩月にはバレてたか」



おじさまがおかしそうに笑った。



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