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顧みすれば

第7章 プレゼン

「具体的な話に入る前に
 
 なぜ、半田電機さんと当社にお力を貸していただける気になったのか

 伺ってよろしいでしょうか。」


木下課長が山下常務の前に座って、疑問を投げた


山下常務は少し真面目な顔になって


「宮部さんに感服したんですよ。

 確かに皆さんご存じのとおり
 私はロイドと親友です。
 ロイドとはアラブの王子のことですが
 私もロイドもお互いをとても大事に思っている。
 
 当然お互いの立場もわかっているので こんな話が出てくるのは想定内なんですがね」


と、改めて一同を見渡す

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