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顧みすれば

第1章 なんで私が?

お客様がソファーに座ったところで、
女の子?がお客さんの間に入っていく。


「いらっしゃいませぇ♪失礼します♪

 イチゴでーす♪

 あーんつまずいちゃったぁ♪」

さすがはオカマバーそのままお客さんに抱きついて笑いをとる。

私はどうしていいか分からずママに視線を向ける。

すると隣のルイちゃんが私の手をとり


「いらっしゃいませ♪ルイでーす♪
 こっちの美人はあみでーす♪

 あみは新人なので私の許可なくおさわりしないでくださいね♪

さわりたい人はこのルイの200万円のボインを堪能してくださぁーい♪」

と、私の手を引いて例の重要顧客を挟むように座る。


「もう、みなさん難しい顔しちゃって♪

 飲むときは楽しくバカにならなきゃ♪」


と、ルイがお酒を作りながら場を盛り上げる。

私はひきつりながら愛想笑いを振り撒いていた。

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