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シュールな関係

第1章 安い男

テーブルの残り物の料理に

手を付ける気もなく

渇いた喉に一気に流し込んだ。



冷たいお茶が

喉をスーっと通り過ぎる



「ん~ 生き返る!」


一之瀬さんの席に

一緒に行った留美


男性陣は

「留美ちゃんはワイン飲む?」

なんて優しく声かけて

わたには

「早く ワイングラス用意しろ」

って雑な扱い…幹事だからって

温度差がありすぎなのよ


一之瀬さんも

「お前は俺専用だから

ここから動くな」とか


「おれの飲み具合を見て

ワインを注げ」 


…ってなかなか席も立たせて

もらえないと思ったら

今度は急に真面目な顔付きになり


「人事部長の席の酒が

なくなってるから注文してこい」


って奥の席を指差して

追い出されたり


振り回されてクタクタ・・・


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