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シュールな関係

第26章 番外編 それは突然に…《晴人》

だけど

その時の亜美ちゃんは


俺の告白に驚くこともなく

嬉しそうにでも

迷惑そうにすることもなく

まるで何事もなかったように


無表情で
一度チラッと俺を見て


一緒にいたツレの彼女に

「片付けがすんだら

行くから…

カフェで待ってて」

・・・って言うと

そのまま
俺に振り返ることもなく

その場を去ったんだ。



その時の
俺の落ち込みようったら
なかったらしい。



だが

その後、連れて行かれた
カフェ


【PUNK & ROCK CAFE!!】

と書かれた看板。


テーマはロンドンの
パンク&ロックガール


室内は薄暗くて

ピンクや黄色の
カラフルなライトが回り


凄い音量で
ガンガンにロックが流れて
頭が痺れる。

「ここに亜美が来るから
神崎くん頑張るんだよ」

「だけど彼女

俺の告白に反応なかったし…


はぁ…

次はどんな顔して

会ったらいいんだろ」




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