覗いちゃダメっ
第10章 熱にうなされて
功一「あぁ腹減った…」
拓海「戻ったよ」
功一「お帰り!!もう限界限界」
拓海「あ、悪い…」
功一「何だよ」
拓海「スーパーであの子に会って…功一
の女の友達」
功一「女?誰だろう…」
拓海「このマンションに住んでる子」
功一「!!」
拓海「その子が熱出したらしくて今から
俺、生姜湯作って届けるから」
功一「何で」
拓海「何でって…」
話しながら
テキパキと準備をし
花に届ける特製の生姜湯を作る拓海
だけど功一は
どこか不機嫌そうで…
功一「花とはもう終わってんだから勝手
な事するなよ…」
拓海「お前は終わってても俺はまだ終わ
ってないの、えっと下ろし金は…」
功一「拓海、お前まさか…」
拓海「なったかも」
功一「あ…」
拓海「彼女の事、好きになったかも」
功一「拓海…」