覗いちゃダメっ
第12章 彼からの逃亡
田辺「…どういうつもりだよ」
花「…」
田辺との一件以来
花はノーパンでいる事をやめた
締め付け
圧迫感を我慢し
下着を穿きその上から短パンも穿いた
でもそれは彼にとって
予想外の事で…
田辺「何で短パン…まさか!?」
花「やっ、やめて!!」
田辺「短パンだけじゃなく下着まで穿き
やがって…」
花「やめたの…ノーパンで生活するの…
だから」
田辺「だから何だよ…それで俺から逃げ
られるとでも思ってるのか」
花「お願い…お願いだからもうっ…」
田辺「あの動画がある限りお前は俺から
逃げられない、絶対に」
花「っ…」
一瞬にして血の気が失せた
今、自分の目の前にいるのは誰なのか
目の前にいるのは
田辺であって田辺ではない
野球に打ち込み汗を流していた田辺では
ない
田辺「花、好きなんだよ…花…」
花「ぁあ…」
あの頃の面影はもう残っていない
ほんのわずかも…
田辺「花、は…なぁ…」
花「あっ…あぁ…っ…あぁ!!」