覗いちゃダメっ
第13章 先に進む為
花「…」
覚悟はしてる
逃げる事がどんな結果を及ぼすか
だけどもうあんな田辺に従う事は出来な
かった
功一「花」
花「あっごめん、すぐに…!!」
功一「…」
花「あ…っ、の…」
功一「…」
何かを悟ったように
後ろから花を抱きしめた功一
何も言わず優しく抱きしめ花の首筋に唇
を寄せた
花「っ…んっ!!」
功一「花…」
花「ま、待っ…て…茶碗…」
功一「…」
花「ンンっ!!」
振り向かせられ
強引に唇を重ねられた花
その拍子に持っていた茶碗を落としてし
まった
花「っ…」
功一「…ごめん」
花「!?」
このまま一気にと思われたが
功一は花から離れた
理由は…
花「あっ…違、違うの!!これは」
花の体は震えていた
相手は功一、怖い事ないのに
田辺の暴力が体に染み付いてトラウマに
なっていた
功一「ご飯食べよう」
花「…」