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覗いちゃダメっ

第3章 官能小説家と



花「…」

男性「あの…」

花「!!」

男性「何か用ですか?」

花「あ、あの…」


視線を送り過ぎたのか
男性が花の存在に気づいてしまった

恥ずかしくて
男性に申し訳なくて
その場から立ち去りたかったが…


男性「何か?」

花「…あ…の…お願いが…」

男性「お願い?」

花「…」


このチャンスを逃すわけにいかなかった
この絶好のチャンスを…


花「その本、私にください!!」

男性「…えっ」

花「その本です、その本!!」

男性「これですか?」

花「はいっ」


勇気を出しお願いした

本を買うかまだ悩んでる様子だったし
望みは残されていた
が…


花「お願いします」

男性「いいよ、たまたま手に取って見て
ただけだし」

花「ありがとうございます!!」

男性「その代わり…」

花「はい?」

男性「ちょっと試させてよ」


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