覗いちゃダメっ
第3章 官能小説家と
花「試すって…」
男性「俺、官能小説家なんだ」
花「へぇ~」
男性「だけど今、展開に煮詰まってて…
締め切りも近いしネタを探して古本屋に
来たってわけ」
花「…それで」
男性「この小説、君に譲るから代わりに
その小説に書かれてる事、君で試させて
よ」
花「それは…つまり…」
男性「俺とセックス、もしかして処女?
なら」
花「…違いますけど」
男性「ならお願い、俺を助けると思って
協力してくれたらこの本の代金は俺が払
う、あと俺の小説をプレゼントするから
どう?」
花「…わかり…ました」
男性「ありがとう、助かるよ」
花「…」
断ろうと思えば断れた
だけど小説家という肩書きに
見た目のかっこよさに花の心は揺れ承知
してしまった
花「じゃあ場所変えましょう」
男性「ここでいいよ」
花「でも」
男性「この小説でも序盤では古本屋から
始まるんだ、だから…」
花「!!」
男性「まずは本棚に隠れてキス…」
花「んぅ!!ンンッ…」