覗いちゃダメっ
第6章 理科室で
大輔「そうなのか」
花「違います、イジメられてなんかいま
せん」
大輔「野崎」
花「本当ですって、ただこういう性格で
争い事とか揉め事が嫌いなんです」
大輔「…ならいいけど」
花「この本、棚に戻しますね」
大輔「あぁ」
花「よいしょっと」
脚立に乗り高い場所に本を戻した花
だけどその時…
花「あっ先生、そこの本も取ってもらっ
ていいですか?」
大輔「これね、はいっ」
花「ありがとうございます」
大輔「!!」
花「先生?」
大輔「あの…ごめんなさい…」
花「何謝って…!?」
顔を真っ赤にして俯き花に謝る大輔
何故、急に謝るのか
すぐにはわからなかったが
自分と大輔の立ち位置からして見えてし
まったようだ
花の秘密を
スカートの中のあれを…
大輔「…」
花「あ、違うんです!!」
スカートを押さえ必死に弁解する花
だけど脚立の上では
足場が悪く…
花「違がっ、ち、あつ!!」
大輔「危ない!!」
花は脚立から足を滑らし落ちてしまった
だけど顔から落ちたはずなのに
不思議と痛みはなく…
花「…あれっ」