覗いちゃダメっ
第6章 理科室で
紗耶香「じゃあまたね」
花「うんっ」
紗耶香と別れ学校を出ようとした花
そんな花の前に…
花「…!?」
大輔「野崎、少しいいか」
花「…何ですか」
大輔「ここではちょっと…理科室に来て
くれるか」
花「…はいっ」
重苦しい表情の大輔
昨日の今日で会いたくなかったが
けりをつける為にもここで逃げるわけに
はいかなかった
大輔「…」
花「…」
放課後の理科室
当たり前だったが中には誰もいない
いるのは花と大輔
二人だけ…
大輔「昨日の事だけど…野崎にあんな事
させたのには僕にも原因があると思って
ごめん…」
花「謝らないでください」
大輔「…ごめん」
花「もう忘れましょう、昨日の事は」
大輔「…」
花「何もなかったんだし」
大輔「僕は無理だよ、忘れられない」
花「先、生…」
大輔「…」