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行かないで

第1章 楽しかった日々

しょうにいから聞いた話によると


私の部屋をでたらお母さんが泣きながら

カッターで腕を何回も切っていて
床にボタボタと血がながれていた。


しょうにいはカッターをとりかえしたんだけど、お母さんは叫んで

叫び終わったら
泣いて泣いて泣いて


ベッドにもどって眠ったそうだ。





わたしは宿題なんてやってるヒマなんかなくて

お兄ちゃんたちの部屋で、ずっとないてた。


お兄ちゃんたちは困った顔をしていた。

お父さんはずっとお母さんから離れなかった。




どうしたんだろう…

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