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第6章 月に100万円のお小遣い

リストをもらった菜々は

リストに載っている源氏名が

ずらりと並んでいるのを眺めた。

その中から無難な源氏名を

チョイスして佐藤に返事をした。

「じゃあ、アリスって名前でも

よろしいですか?

あと、自宅と顔写真はNGで

お願いできますか?」

菜々は愛李から以前聞いてたので

自宅NGにした。

あと顔写真はバブルのお客さんや

オーナーにバレたらマズイから

顔写真もNGにした。

『わかったわ。

◯◯川のラブホテル街って

知ってる?』

「はい、知ってます。」

『そこのラブホテル街の端にコンビニがあるから

そこに来てくれたら迎えに行くわ。

時間は何時がいいかな?』

「わかりました。

夕方6時ぐらいでも大丈夫ですか?」

『6時ね。初日だから3時間程度で

お願いね。本採用になったら

自分が自由に出勤を決めていいから?

じゃ6時に待ってます。』

そう言って菜々の飲んだコーヒー代も

一緒に払って店を出て行った。

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