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次の日の午後

菜々は佐藤と待ち合わせした

喫茶店で佐藤がくるのを待ってた。

お客は菜々1人だ。

午後3時、

佐藤は時間通りに喫茶店に

現れた。

「佐藤さんでしょうか？」

『初めまして、佐藤です。

早速ですが、簡単な面接させて

いただきますね。

あなたは、以前この業界に

勤めてましたか？』

佐藤は菜々に質問をした。

菜々は店長からお店に居た事を

黙っておくようにと言われたので

「初めてなんです。」

『そお、じゃあ、違う質問するね。

デリヘルってなにをお客様に

するかは知ってるかな？』

「はい。知り合いからどんな事する

お店かは聞いた事があります。」

『じゃあ、話は早いね。

簡単に言ったら、

お客様に性的サービスをするところ。

だけど、性行為は禁止だからね。

あと、お店以外でのデートとか禁止。

他のお店に引き抜かれるのも禁止だからね。

わかったかな？』

バブルと同じだ。と思いながら

菜々は佐藤の話を聞いた。

「はい。で、いつからお仕事を

始めさせていただいたらよろしいですか？」

『そぉね、あなたは見た目も

性格もいいみたいだから

とりあえず体験ってカタチで

明日からでもいいわよ。

じゃあ、源氏名決めないとね。

この中から決めてもらえる？

あと、出張はラブホテルやビジネスホテル、

お客様の自宅もあるけど、

ダメなモノはあるかな？

あとお店の掲示板にあなたを

載せるけど顔写真は大丈夫かしら？』

と佐藤は菜々に質問しながら

源氏名がいっぱい載ってる

リストを渡した。