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次の日菜々はヘルスの仕事を

急遽休みを取って

ある場所に向かって歩いていた。

普段はお店の照明が暗くなっているので

少し濃いめのメイクだが

今日はナチュラルメイクで

髪の毛も後ろにまとめている。

お昼の駅前繁華街は

人も少なく夜とはまったく違う感じだ。

菜々はある場所で足を止めた。

『活気屋』

そういつも通っている

お父さんのお店だ。

いつも来るのが夜だから

気がつかなったが

お店の看板は

厨房からでる煙や油で

黒くくすんで

お店の名前が

わかんなくなっている。

暖簾は出ていないが

引き戸は少し開いていた。

菜々は引き戸を開けて

中へ入って行くと

店内は薄暗いが

厨房は電気がついているようだ。

菜「おはよう、お父さん。

今日からしばらくお店手伝うから。」

と言いながら菜々は厨房に入った。

あまりにいきなりの事にお父さんが

父『えっ？菜々ちゃん仕事は？』

と菜々に聞いた。

菜「それなら大丈夫。

しばらくお店休むって言って

OKもらったから。」

とお父さんにハニカミながら

カバンからエプロンを取り出した。