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第2章 常連さまと私

希空は食べながら

さっき気になった事を、

スズキさんに聞いてみた

「そういえばさっき、

娘さんに会いたいって

言ってけど、

ウチに居ないの?」

スズキさんはもらったお茶を

飲みながらこう言った。

『娘ね。

実はね下の娘が3つの時に

離婚しちゃって

それからずっと会ってないの。

だから12年会ってないってなぁー。』

スズキさんのヒミツを聞いてちょっと

新しい発見にちょっと嬉しくなった。

「じゃあ、今日からスズキさんの

娘になる。」

ってちょっと本気っぽく言ってみたら、

『娘になるって言ってくれたのは

嬉しいけど、娘とこんな事してるのは

マズイよぉー(笑)』

そう言いながら笑った。

サンドイッチを食べ終えた希空は

シャワーの準備を始めた。

「そっかぁー、

そりゃそうだねぇー。

準備できたよぉー。」

って言ってシャワー室から出て言った。

二人は着ていた服を脱いで

シャワー室に一緒に入った。

希空は慣れた手つきで

洗面器にボディソープをいれ

シャワーを勢い良く洗面器にかけた。

たちまちボディソープは泡立ち

ふかふかになった。

それを両手で拾いあげ

スズキさんのカラダを

まんべんなく優しく洗った。

綺麗に洗えたら

シャワーで洗い流し、

シャワーの水をそのままコップにいれ、

消毒液を2、3滴入れて

スズキさんに渡した。

スズキさんも当たり前のように

コップをもらい

うがいを始めた。

その間に希空は自分のカラダを洗っていた。

スズキさんはうがいが終わるとコップを

希空に返して、希空はコップを洗い

また水と消毒液をいれ

今度は自分がうがいをはじめた。

お互い準備ができたので、

シャワー室から出て

ベッドに置いたタオルを取って、

希空はスズキさんのカラダを拭いた。

スズキさんは拭きおわったタオルを

そのまま下半身に巻きベッドに座った。

希空も自分のカラダを拭き終えると

部屋の照明を落とした。


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