テキストサイズ

0874545

第4章 飢えた野獣が目覚める時

十数秒の長いキスのあと

希空はトシヤをシャワー室に

行かす為、服を脱ぐよう促した。

するとトシヤは

『希空ちゃんごめん。

オレ、やっぱムリだわ。

嫁さん裏切る事できないわ。』

まさかの発言に希空は

なぜ、ここに来たワケを聞いて

あげる事にした。

トシヤは

『嫁さんと結婚して5年になるのだけど、

この2年エッチしてないんだ。

嫁さんは子ども中心の生活で

夜仕事が遅くなって帰っても

子どもと寝てるし

それを会社の同期に話をしたら

それなら風俗が手っ取り早い。

風俗はお金を払って

女の子のその時間を貸してもらってるから

浮気にはならない。

と言って半ば強引に連れて来られた。

って訳なんだよ。』

なるほど、セックスレスかぁー。

と希空はトシヤの話を聞いて

なにかアドバイスがないか

考えながら話をした。

「トシヤさんは奥さんの事

愛しているみたいですね。

だったら、こんなトコ来たら

いらぬ噂が立ってしまいますよ。

でもね、トシヤさん。

奥さんがトシヤの事どう思ってるか

わかんないけど、

女の子として言える事は

トシヤさんが奥さんの事を

女としてみていれば、

奥さんもトシヤさんの事を

男として見られると思います。

もしかしたら、

トシヤさんが奥さんの事を

そう思ってなければ

奥さんもそのうち不倫しちゃいますよ。」

と希空は自分の意見をトシヤに答えた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ