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第4章 飢えた野獣が目覚める時

希空はトシヤの余った時間で

帰り支度をはじめていた。

使ったタオルをクリーニング行きの

カゴに入れて、

ローションやボディソープ、うがい薬とか

減った分を補充したりした。

帰り支度を済ませて

帰りのクルマの時間まで

スマホをいじり始めた。

希空は半年前に見たっきり

見てなかった掲示板を

開いて見始めた。

風俗のカテゴリーを見ると

いろいろ変わっていた。

【○○の××は地雷だ】

【△△は詐欺しかいない。】

【◻︎◻︎はヤ○ザ丸出しの接客】

とかマイナス的な意見が多い。

地雷とは本物とパネル写真が

まるで別人がでてくるとか

性格が最悪とかいろいろあるが

早く言えば選ばない方が、

良いって事。

中には良い意見もある。

【○○の子は当たりばっかり。】

【××の△△ってサービス満点】

【◻︎◻︎の○○は行く価値あり。】

などなどがあって

なんと希空の事も投稿されていた。

【バブルガールの希空は

ルックス、サービス、トーク

全て◎】

こんな事を書かれていたんだ。

自分の事なのにへえーと頷いていたら

次の投稿に目を奪われた

【バブルガールの次世代は

瑠璃(るり)で決まり。】

瑠璃とは架純の事だ。

なんか、このままじゃ抜かれるなと

思っていたら、

送迎のコールが鳴った。

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