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第4章 飢えた野獣が目覚める時

希空は自分の個室から

1階の事務室を経由して

裏口に止めてある

ワンボックスカーに乗り込んだ。

希空が乗り込んだ時には

すでに瑠璃こと架純も乗っていた。

2人を乗せて、

ゆっくりとクルマは走りだした。

『希空さんお疲れ様です。

今日は大変でしたか?』

架純はさすがに運転している副店長に

希空の本名菜々とは言ってはマズイと

思って源氏名で菜々に話しかけてきた。

「瑠璃ちゃんこそお疲れ様。

こっちはいつも通りって感じかな。

瑠璃ちゃんお腹空かない?」

『はい。お腹空いてます。』

「じゃあ、○○のトコにある

居酒屋に行こっ。

あそこ美味しいから。」

『わかりました。

明日私も休みだから

朝までいきましょ。』

「りょーかい。

副店長。申し訳ないですが

○○の駅前で降ろして

もらえませんか?」

副店長もりょーかいと、

返事して、

クルマは自宅とは別の方向に

移動し始めた。

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