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第6章 月に100万円のお小遣い

季節はまもなく冬が

訪れようとしていた。

菜々は女の子休暇明けで

1週間ぶりの出勤であった。

女の子休暇とは

月に1度やってくる

生理期間中は休めるのだ。

女の子によって

症状の加減は違うが

菜々は1週間あれば終わるので

毎回必ず1週間休んでいる。

1週間ぶりの出勤なので

この日は必ず予約のお客さんで

埋まっている為、

休暇明けの最初の1日は

昼前からラストまでの

14時間くらいの出勤時間だ。

お店に着いて

事務室の店長に挨拶に行くと

『希空ちゃんおはよう。

休暇明け悪いけど、

予約完売だから

フル回転でよろしくね。

あと、

希空ちゃん休暇の影響もあって

週間3位だよ。

ちなみに瑠璃ちゃんが今週1位に

なったよ。

負けないように頑張ってね。』

そう言って、

相変わらず話が終わったら

店長はすぐパソコンの画面を

見始めた。

やっと、架純ちゃんが1位になったんだ。

今夜はお祝いしてあげなきゃね。

自分の事のように

うれしかった。

希空は部屋に戻って

お客さんを入れるまで

お祝いなにしよっか

考えながら

用意していた。

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