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第6章 月に100万円のお小遣い

愛李にデリに移籍すると

メールを入れるとすぐに電話が鳴った。

『菜々、なにやったの?』

「この間、愛李とごはんたべた後

BARで飲んでたら、、、うぅ」

なぜかこみ上げてきた涙で言葉にならなかった。

『菜々、わかったから

いまからそっちに行くから

待ってて』

そう言って愛李は1時間もしない内にウチに

来てくれた。

愛李はビールやワイン、おつまみを持って

来てくれて、それを飲みながら

経緯を聞いてくれた。

「愛李の言ってた、覆面調査って

ほんとだったんだ、、、

わたしもそれにバレたみたい。

しかもその人わたしの常連さんみたい、、、」

『だから、言ったじゃん。

でも、たまたまあの変わった人が来たって

事みたいだし、しかも愛人契約??

マジうけるんですけど、、、』

お酒が入ってるせいか愛李はズバズバ言ってきた。

「ああ〜あ、明日デリの面接だけど、

大丈夫かな〜。」

『どこのデリ?』

「OLパラダイスって言ってた」

『たぶん、菜々なら大丈夫じゃない?』

「どうして?」

『たぶんだと思う』

そう言った愛李の言葉に微妙に引っかかったけど

それ以上この話題は話さなかった。

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